フリーコンサルが海外のコンサル案件にアサインするには? 必要なスキルややること、注意点などを解説!
フリーコンサルとしての働き方を広げるために、海外のコンサルティング案件に興味を持っている方もいるでしょう。ただ、海外のコンサルティング案件を獲得するには、通常とは異なる対策が必要です。そこで今回は、海外のコンサルティング案件にアサインするのに必要なスキルややることを中心に解説します。海外案件に参画するときの注意点も見落としなくチェックしておきましょう。
┃フリーコンサルが海外の案件にアサインするための必要スキル
フリーコンサルが海外の案件を獲得するにはビジネスレベルでの語学力、コアコンサルスキル、案件獲得力、SAPに関する提案スキル、ソフトスキルなどが必要です。それぞれのスキルを解説します。
ビジネスレベルの語学スキル
海外のコンサル案件にアサインするにはビジネスレベルの語学力が求められます。外国人の同僚や上司と協調して働けるコミュニケーション力はもちろん、専門知識に関して読み書きできる力、報告書が読 める力などが必要です。
コンサルファームの書類選考では、TOEICのスコア700点以上が指標とされることもあります。フリーコンサルとして語学スキルを習得するときも目安にしてみるとよいでしょう。
コアコンサルスキル
コアコンサルスキルは、クライアントの経営課題の解決に向けて対話できる力です。クライアントの国籍を問わず、経営課題を解決できなければ、海外案件でも活躍できません。
まずは国内の案件で経営課題の解決実績を積みながらコアコンサルスキルを 磨いていくことが不可欠です。
案件獲得スキル
海外案件にアサインするには、通常とは異なる案件獲得スキルが必要です。外国人クライアントとの案件獲得ネットワークを広げることはもちろん、国外のクラウドソーシングサイトを活用できるスキルも求められます。
外国人クライアントに自身の実力を伝えなければなりません。英語でプロフィールやポートフォリオを作成する能力も重要になってくるでしょう。
デファクト・スタンダードになっているシステム/ツールの知見・実績
IT系コンサルの方であれば、世界でデファクト・スタンダードになっているシステムやツールの知見/実績があれば参画可能な案件の幅が広がります。
例えば、SAPです。SAPは世界的に圧倒的なシェアを誇る業務系のERPパッケージであり、SAP関連のPJの知見/実績があれば、海外案件でも活躍できる可能性が高まります。
実際の案件募集としては、日系企業の海外拠点へのロールアウト等が挙げられるので、そのような他拠点への横展開・複数拠点への導入等のご経験があるとさらに可能性が広がります。
ソフトスキル
海外の案件では外国人関係者を統括する場面も想定されます。国内でマネジメント経験が豊富であっても、価値観が違うメンバーをまとめるのは至難の業です。
コミュニケーション力やリーダーシップ力といったソフトスキルも、当たり前ですが極めて重要になります。
┃フリーコンサルが海外の案件を獲得するためにやること
フリーコンサルが海外の案件にアサインするための必要スキルを解説しました。ただ、必要なスキルを把握するだけでは、海外案件への参画が夢で終わってしまいます。具体的にやることを明確にすることが重要です。
引き続き、フリーコンサルが海外の案件を獲得するためにやることを解説します。
一時的な海外出張を経験する
グローバルプロジェクトの一時的な海外出張で、海外におけるコンサル経験を積む方法があります。
海外出張でコンサルを経験すれば、海外クライアントと渡り合えるコアコンサルスキルやビジネスに必要な語学力、世界的に需要の高いSAPに関する提案力、ソフトスキルなどがまとめて向上するほか、海外生活への不安も軽減できます。
現地でのコミュニケーションや衣食住、空港の利用などにも抵抗感がなくなれば、将来的に海外に居住してコンサル案件を獲得できるようになるでしょう。
一度海外出張を経験すれば、国内だけでしか働けないフリーコンサルより、案件獲得や収入アップのチャンスを大幅に増やせるはずです。
外国人と関わる国内案件や海外旅行を経験する
いきなり海外出張のプロジェクトに参加するのはハードルが高い方もいるでしょう。
その場合は、通常の案件とは別に外国人とのやり取りが必要になる国内案件を増やすことも検討します。国内でも外国人が働く会社、外国人が経営する会社はたくさんあります。外国人クライアントが関わる案件に参画するだけでも、海外のコンサル案件の獲得に必要なスキルを習得できる可能性が高いです。
また、フリーコンサルは引き受ける案件の量を調整できるので、努力次第で海外旅行に行く時間も作りやすいです。時間を確保して、海外旅行で現地の生活を経験して、海外案件に参画するための基礎を育むのもよいでしょう。
┃海外のコンサル案件に日本でアサインするときの注意点
日本からリモートで海外の仕事をする働き方も増えてきています。
海外のコンサル案件に日本からアサインするときには、見落としてはならない注意点があります。
時差の関係から、国内案件だけを受注するより、高度なスケジュール管理が必要なことです。
フリーコンサルとして国内で海外のリモート案件に参画する場合は、クライアントが夜中に対応することにならないよう、現地時間を想定して活動しなければなりません。
時間の都合で案件を獲得するのが難しい場合は、必要に応じて早起きをして早朝の時間帯から働く勤務体制も検討する必要があります。
国内の案件だけに参画するよりも柔軟な対応が求められるでしょう。
┃海外で通用するフリーコンサルになりたいなら才コネクトもおすすめ!
今回は、フリーコンサルとして海外案件にアサインするために必要なスキルや、やるべきことなどをお伝えしました。
海外で通用するフリーコンサルの経験を積むのであれば、海外で働けるコンサル案件を受注するのが最適ですが、ハードルは高いです。
難しそうであれば、国内で外国人と関わる案件やビジネス英語が必要な案件、コアコンサルスキルを深く習得できる案件などに積極的に関与していくのが望ましいでしょう。
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